呪術-結界陣 外伝

<三科 ひばり>


-彰君、ひばりに出会う-

――これから先はひばりビジョンでお送りします――


わたくしは華やかかつ可憐、薔薇のような高貴さ漂う今世紀最大の美女っ。
そう天高く舞う不死鳥、三科ひばり!!

その華やかでまばゆいばかりの美女が、まだ中学三年の時でした。
わたくしは街路樹の葉が地に落ちる頃、召し使いをしたがえ並木道を歩いていたのです。
人々はその可憐さとはかなげな美しさに目を奪われ、次々と召し使いになりたいと申しでてきたものですわ。
(※真実1 召し使いを次々とっつかまえました)

そんな中、前方に人だかりを見つけたのです。
わたくしは好奇心をそそられました。
しかしわたくしは気の弱い可憐な美少女っ。
なかなかその人だかりの中に入っていく事はできなかったのです。

「ほら、おどきなさいっ。わたくしが通るのですからっ」
(※真実2 人波を無理矢理押し退けました)

その人だかりの中心にいた人物っ、その方を見た時、わたくしは運命を感じたのですっ!!
そう、運命の赤い糸、偶然が呼び寄せた愛の出会いだとっ!!!

わたくしはその人物におそるおそる話しかけたのです。
なんて可憐ではかない美少女なのでしょうっ
「まあっ、そこのあなたっ!お名前はなんとおっしゃるのかしらっ?」
(真実3 堂々とふてぶてしくも話しかけました)

その運命の方はテレながらこういったのですっ
「お、俺は祗譲 彰だけど‥‥‥。き、君はいったい‥‥‥‥」
(※真実4 顔を引きつらせながらいいました)

わたくしはその名を心の奥深くまで刻みつけました。
そしてわたくしは彰様の手をそっと握り、恥じらいながら告げたのです。
この溢れる思いをっ!!
「彰様とおっしゃるのっ。では、彰様っ、わたくしのところへ来てくださいませっ。よくして差し上げますわよっ」
(※真実5 恥じらいなどまったくなく、いきなり彰の手を掴んでつれさろうとしました)

しかし彰様は少し困った顔でわたくしを止めたのです。
「い、いや、俺仕事中だし‥‥‥‥」
(真実6 彰はす〜〜〜〜〜っごく困った顔でした)

よくみると周りにはライトやらカメラやらがならんでいたのです。
わたくしは気になって一体なんのお仕事かと訪ねたら、彰様は『モデル』だとお答えになりました。
そして彰様がまだ高校生であることを聞いたのです。

ああっ、なんという素晴しい方っ。
高校生だというのに、身を粉にして働くなんてっ!!
わたくしは彰様にますます心を奪われました。

と、横から見知らぬ男がでてきてわたくしにこういいました。
「きみ、ファンの子?悪いんだけど撮影中だから遠くで見ていてくれないかな」

あぁ、なんということでしょうっ
こんなところでわたくしたちを引き裂く大きな壁が現れたのですっ
わたくしはこの男が彰様とわたくしの仲を引き裂こうとしていることを悟り、
彰様に言いました。
「さあ、彰様っ、逃げましょうっ!!」
私は彰様の手を掴んで走りだしました。
その姿はまるで悲劇のヒロインっ!!わたくしはなんて美しいのでしょうっ
(※真実7 悲劇のヒロインは彰です>笑)

しかし走っているわたくしを彰様は止めました。
「悪いんだけど、仕事に戻らないといけないんだっ」
彰様はそういうとわたくしの手を振払い、もときたほうへと身をひるがえしたのです。
「あ、彰様っ」
呼び止めた時には彰様はもう見えなくなっていたのです。
ああっ、これこそまさしく悲劇のヒロインっ。
彰様はわたくしと離れてまでお仕事を‥‥‥‥
ますます素敵ですわっ

わたくしは家にもどるとさっとく彰様の高校を調べ、そこに行く事にしました。
わたくしは名門校をエスカレーター式で上がれるのを捨て、彰様と同じ高校に行くことに決めたのですっ!
そう、すべてはわたくしたちの愛のためっ!!

春、わたくしは彰様と同じ高校に入学し、劇的な再会を果たしたのです
「彰さまっ。また会えましたわねっ!!」
「な、なんでこんなところに‥‥‥」
「もちろん彰様を追いかけてきたにきまってるではありませんかっ」
彰様のお顔はみるみるうちに真っ赤になられてしまいましたっ
やはりそれはわたくしと出会えてはずかしかったからっ!!
(※真実8 彰の顔は真っ青でした)

「‥‥‥‥」
彰様は黙ってうつむくと、そのまま走り出してしまわれました
「まあ、彰様っ!!わたくしから逃げ出すなんて‥‥‥‥」
わたくしは彰様のはしり去る姿を見つめながら、小さくつぶやきました。
「なんてシャイな方っ、彰様〜〜〜〜っ」
(※真実9 思いっきり激しく叫んでダッシュでおいかけました)

これが彰様とわたくしの出会い!!
まさに淡いラブストーリーっ!!
わたくしと彰様の愛の伝説はまだまだ続くのですわっ
お〜っほっほっほっほっ☆

(※真実10 以上 彰君がひばりと出会うという不幸なお話をお送りしました)




このようなものを贈り物にしてしまっていいのでしょうかっ(殴っ)
いろは様への600HITの送りものです
あやしげな内容の上に書くのも遅いっ!!
なんてやつなんだっ、自分っ!!!
なにはともあれ、いろは様っ。ありがとうございましたっ




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